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【小児歯科】むし歯から歯を守る?フッ素塗布の効果やタイミングを解説
こんにちは。
安芸郡府中町鶴江の【医療法人社団 昌佳会 野村歯科医院】です。
最寄り駅は広島市のJR山陽本線「天神川駅」・JR芸備線「矢賀駅」で、駐車場は8台分完備しております。
「子どもの歯をむし歯から守りたい!」そう思われる保護者の方は、歯磨きなどのお口のケアをしっかり行っていらっしゃると思います。
もちろん、むし歯の予防は歯磨きが基本ですが、さらに予防の効果を高めたいと思いませんか?
予防の効果を高めるには、歯医者で行うフッ素塗布がおすすめです。
「でもフッ素って何?」「何歳からどれくらいの頻度で受ければいいの?」などの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
今回は、そのような質問にお応えしながら、歯医者で行うフッ素塗布の紹介をします。
歯医者で行う「フッ素塗布」の効果や弊害
歯医者のむし歯の予防ケアで行うひとつに、フッ素塗布があります。
当院では、治療を終えたお子さまで希望があれば、定期検診でフッ素塗布を受けていただけます。
●フッ素ってなに?
フッ素とは、自然界にも多く存在しているミネラル成分のひとつです。
果物、海藻、肉、魚、緑茶などの食品に含まれており、普段からお口にしています。
また、多くの歯磨き粉にも含まれており、世界でもっとも利用人口が多いフッ化物の応用方法で、むし歯の30~40%のむし歯の予防効果があるとわかっています。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤」より)
●弊害はないの?
フッ素は、大量に摂取すると嘔吐や下痢などの中毒を起こすことがあります。
フッ素中毒は、1kgあたり2mgのフッ素を摂取すると引き起こされるといわれています。
ただし、誤って歯磨き粉を1本丸呑みしない限りは、中毒は引き起こされません。
●フッ素塗布の効果
歯医者では、歯磨き粉(濃度:950〜1400ppm)よりも高濃度のフッ素(濃度:9000ppm)を歯に塗ることが可能です。
定期的にフッ素塗布をすることで、3つの効果を期待できます。
- むし歯の細菌の活動を抑制する
- むし歯に強い歯に育てる
- 初期のむし歯を修復する働き「再石灰化」を促進する
生えてきた歯をむし歯になりにくい歯に育てるだけではなく、むし歯になりはじめた歯の修復を促進することが可能です。
フッ素塗布は乳幼児から?効果がある年齢と頻度
では、フッ素塗布はいつからはじめたらよいのでしょうか?
●フッ素塗布は歯が生えはじめたら開始
下の歯が生えはじめる、生後6ヶ月前後からフッ素塗布を行うのが理想です。
なぜなら、生えたばかりの子どもの歯は、やわらかくむし歯のリスクがあるため、強く育てるべきだからです。
乳幼児に定期的に継続して実施した場合、むし歯をほぼ半分に減少させたとの報告があります。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」より)
ただし、無理にフッ素塗布を行わず、歯医者に慣れながらお子さまのペースで進めましょう。
永久歯の歯質が安定する15歳くらいまでを目安に続けるのがおすすめです。
●フッ素塗布は4ヶ月に1回の定期検診で行う
当院では、フッ素塗布をご希望のお子さまに4ヶ月に1回の頻度で行います。
1回の塗布よりも継続して行うことで、効果を期待できるので、定期検診に通いましょう。
安芸郡府中町鶴江の野村歯科医院へ、お子さまにむし歯とは無縁の生活を送ってもらいたいのであれば、ご相談ください。
最寄り駅は、広島市のJR山陽本線「天神川駅」・JR芸備線「矢賀駅」。
駐車場は8台分完備しています。