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【予防歯科】歯周病はお口の中だけの病気ではない?全身との深いつながり
こんにちは。
安芸郡府中町鶴江の【医療法人社団 昌佳会 野村歯科医院】です。
最寄り駅は広島市のJR山陽本線「天神川駅」・JR芸備線「矢賀駅」で、駐車場は8台分完備しております。
歯周病は「歯ぐきが腫れる」「歯ぐきから出血がある」などの症状からはじまります。
「自覚症状がでてから、治療を受ければ大丈夫」と思ってはいませんか。
歯周病を放置すると、お口の中だけではなく、全身にも悪影響を及ぼします。
歯周病により歯ぐきが炎症を起こすと、その炎症により毒素が発生します。
そうなると、傷ついた歯ぐきから毒素が血管内に入り込み、全身に行きわたるのです。
全身に毒素が行きわたると、命にかかわる全身疾患を引き起こすことがあります。
今回は、歯周病により引き起こされるリスクについて詳しくお話いたします。
急に悪化する歯周病!セルフチェックで症状や特徴を知り予防しよう
歯周病の進行に早く気が付くために、まずはセルフチェックをしてみましょう。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯周疾患の自覚症状とセルフチェック」より)
- 朝起きたときにお口がネバネバする
- 歯磨き中に歯ブラシが血で染まる
- やわらかい食べものしか食べられない
- 口臭を家族や友人から指摘された
- 歯ぐきの腫れを繰り返す
- 歯と歯の間に食べものがよく詰まるようになった
- 歯が動いて食事に支障がある
ひとつでも当てはまれば、早めに歯医者で診てもらうのがおすすめです。
歯周病が及ぼす全身への影響と予防の重要性
歯周病にかかると、お口の中だけではなく、身体にも悪影響を及ぼします。
どのようなリスクがあるのか具体的にみてみましょう。
【お口の中】歯周病にかかると引き起るリスク
まずは、お口の中のトラブルを紹介します。
- 歯ぐきが腫れて出血を起こす
- 歯がグラついて抜け落ちることもある
- 歯を支えている顎の骨が徐々に溶ける
- 歯周病の細菌が特有のガスを出すため口臭が強くなる
- 歯ぐきが下がり歯の根っこ部分が露出してしみる
【身体】歯周病にかかると引き起るリスク
次に、歯周病にかかると全身疾患を引き起こすリスクがあるので、詳しく紹介します。
- 脳卒中
- 誤嚥(ごえん)性肺炎
- 心臓病や狭心症
- 糖尿病
- メタボリックシンドローム(肥満)
- 早産・低体重児出産
なかでも、糖尿病は歯周病と双方的な関連があるとわかっております。
歯周病の治療を行うと、血糖コントロールの指標となるHbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)に改善が見られるのです。
糖尿病患者に対して歯周治療を行うと、歯周病の改善はもちろん糖尿病のコントロールも可能といわれています(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連」より)。
歯周病のセルフチェックがひとつでも当てはまった方は、安芸郡府中町鶴江の野村歯科医院へご相談ください。
最寄り駅は、広島市のJR山陽本線「天神川駅」・JR芸備線「矢賀駅」、駐車場は8台分完備しています。